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脂漏性皮膚炎の時はエタノール配合化粧品は避けた方がいいの?

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皮膚の病気としてよく知られている脂漏性皮膚炎は、ストレスや皮脂が過剰に分泌されてしまうことによって真菌の一種であるマラセチアが増殖することが原因で起こると考えられています。

症状としては、大量の皮脂で常に頭皮がベタついている状態で、フケができやすくなったり、痒みや炎症といったものができやすくなります。

さらに頭皮の状態が悪いと、髪の毛の育成には良い環境とはいえません。
そのため、髪の毛が抜けやすくなり、さらにAGAと併発する事が多いので、手遅れになる前に治療をしていくことが必要です。

脂漏性皮膚炎になった際に注意したいこと

そんな脂漏性皮膚炎になったとき、日常生活で気をつけなければいけないことが多くあります。

そのひとつが肌につける化粧品です。

化粧品には抗菌作用や防腐剤としての働きをさせるために、エタノールが配合されている化粧品があります。

普通の肌であれば、エタノール配合化粧品というのは衛生的にも良い面があるのですが、脂漏性皮膚炎の場合には、お肌のバリア機能が低下しているなど肌が弱っている為ダメージを与えることにもなります。

また、エタノールというのは揮発性の成分で、つけた時に爽快感を得ることができますが、肌の水分を奪ってしまうために肌にとっては大きなダメージを与える化粧品です。

炎症している状態につければ、さらに熱がこもってしまう恐れもあります。
そのようなものを使用し続けると、ますます肌が弱っていき、健康な肌からは遠ざかってしまいます。

そういう点を考慮して、最近ではエタノールなどアルコール系の成分が入っていないアルコールフリーの化粧品が増えていています。ドラッグストアなどで成分を確認しておきましょう。

脂漏性皮膚炎の方はどんな化粧品を使えば良い?

では脂漏性皮膚炎の患者が安心して使える化粧品はどういうものかというと、第一に豊富な保湿成分が入っている化粧品です。

皮脂の分泌があるというと、脂ぎっているので乾燥していない様に思えますが、肌の内部では水分が失われているので、コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸などが入っていれば、皮脂の分泌を抑えられます。

それから症状を悪化させないためにも、マラセチアの繁殖を抑えることが求められます。

薬効のある植物の成分が含まれている化粧品はいろいろありますが、その中でも抗菌・殺菌・抗真菌作用のある化粧品を選ぶようにしましょう。

そして皮膚炎なので、炎症を抑える成分も必要です。

これらの効果を得たいのであれば、理想的なのがアロエの成分が入っている化粧品が最適です。

アロエは抗菌、抗炎症、抗酸化作用がありますし、かゆみが出た時にヒスタミンの働きも抑えてくれるので、ひどい症状で悩んでいる人が、完治を目指すのであれば使っておきたい成分です。

自分でアロエを栽培しているのであれば、手作りアロエ化粧水をつくってみるというのも良いでしょう。

化粧をする時に、化粧品自体には注意を払っている人は多いのですが、意外と見落としがちなのがメイクをつけるためのブラシなどの道具です。

化粧道具を洗ったりせずに使い続けていると雑菌が繁殖し、雑菌が繁殖した化粧道具と用いてメイクをしているとお肌へ負担となり、肌トラブルにつながります。

脂漏性皮膚炎の場合もお肌のバリア機能が弱っている状態なので、使用する化粧道具は清潔を保つように心掛けましょう。