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脂漏性皮膚炎に良いと言われる酸性水とは?使い方と注意点は?

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多くの人を悩ませる皮膚トラブル「脂漏性皮膚炎」

皮膚病にはさまざまな種類がありますが、そのうちの一つが脂漏性皮膚炎になります。

脂漏性皮膚炎は、幼児のころから発生することもありますが、幼児は特にかゆみを感じません。
見た目が少し赤くなるくらいで、大きな問題は生じないでしょう。

成人になると、脂漏性皮膚炎が原因でかゆみが伴うことがあります。
また、痛みが伴うこともあるでしょう。

脂漏性皮膚炎ができやすいところは頭の頭皮になります。

頭がかゆくなる場合に、髪の毛を掻きむしってしまうため、フケが出やすくなります。

また、ずっとかき続けると血が出てしまい、やがてはかさぶたのようになってしまいます。

脂漏性皮膚炎の原因は、皮膚の脂がたまりやすいことにより、菌が繁殖し、結果的に炎症や痒みが生じます。

体の中でも頭皮の中にできやすいのは、頭の中の皮膚にはマセラチア菌というフケの原因になる菌が発生しやすいからです。

脂漏性皮膚炎はかゆみが伴ってしまい、仕事や勉強にも集中できない可能性があります。
また、被り物などをする仕事では、清潔に頭を洗っておかないと、かゆい場所が増えてしまいますので要注意です。

皮膚の脂が原因で脂漏性皮膚炎になることが多いですが、必ずしも、脂性の人がこの病気になるとは限りません。乾燥肌の人もこの病気にかかってしまうことが十分考えられます。

酸性水が脂漏性皮膚炎対策に役立つ?

脂漏性皮膚炎を治すためには、様々な治療方法がありますが、最近注目されているものに酸性水があります。

酸性水とは、酸性の水です。つまりアルカリ性のものに酸性水を混ぜ合わせると中和されることになります。

つまり、酸性水を皮膚につけることで、アルカリに傾きがちな皮膚を中和させることができます。
結果的に、アルカリ性に傾いた皮膚に増殖した酸性を嫌う毒性を持つ細菌が減ることによってかゆみがとれるというわけです。

また、酸性水には消毒としての役割があります。
もともと、皮膚病になるのはマセラチア菌等の常在菌が多く繁殖するからでした。

そこで酸性の水を利用することによって、マセラチア菌をせん滅していきます。

結果的に痒みがなくなり赤みも引くでしょう。
弱酸性水や強酸性水・超酸性水など酸性度の違いがあったりしますが、酸性水であればどれでも良いです。

しっかりとした薬局などで売られているものであれば、問題ありません。
もちろん注意事項はしっかり読みましょう。

酸性水を利用する場合には、症状の程度等によって異なってきますが、どれぐらいの利用回数がベストかといえば、1日1~2回程度です。
1日2回ほど肌に酸性水をつければ、少しずつ状態が良くなってくる可能性があります。

入浴後などに使用するようにしましょう。

とはいっても、直接塗るわけではなく、霧吹きなどに移し替える必要があるでしょう。

あまり大量に使うのではなく霧吹きを利用し霧状で吹きかけると効果的です。
酸性水を使用するメリットは、なんといっても自宅で行うことができる点です。

本来であれば、病院に通院するところをわざわざ病院に行かず自宅で治療をすることができるわけですので時間を無駄にしないだけでなく、移動に時間がかかりません。

スプレーは、最初からスプレーとして商品になっているものと、わざわざスプレーに詰め替えなければならないものがあります。

移し替える場合には、専用のボトルを購入する必要があります。

ボトルを購入したら、その中に使用する分の酸性水を入れ、入浴後などに吹きかけましょう。

最後に、もし脂漏性皮膚炎で病院にかかっている場合は自己判断で酸性水を使用するのではなく、医師に相談し、指示に従うようにしましょう。

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