急に脂漏性皮膚炎になることってあるの?きっかけは?
脂漏性皮膚炎は、皮脂が多く出てくる部分で起こりやすく、常在菌の異常繁殖によって皮膚炎が発生するという仕組みになっています。
急に脂漏性皮膚炎になるということは、常在菌が急に異常繁殖をし、それが原因で急激な皮膚炎になることを意味しています。
そのため、なぜ急な異常繁殖を見せたのか、きっかけは何か、それらを知ることで今後の対策を立てていくことができるようになります。
皮膚常在菌の増殖の原因
異常繁殖の原因には皮脂の過剰分泌があります。
暑い日が続き、皮脂が多く出ることがありますが、その皮脂によって常在菌が媒介され、異常繁殖につながっていきます。
脂漏性皮膚炎はある日突然、フケに悩まされたり、かゆくてしょうがなかったりするように、暑い日が少し続くとこうした悩みに襲われる人が出てきます。
きっかけは暑い日が続いたとか、サウナに入った、運動を始めたなどそれぞれですが、汗を多くかき、その汗を放置したり、ケアをしなかったりした結果、こうした皮膚炎になってしまうということが考えられます。
原因としては洗いすぎというのもありますが、何で洗っているかというのも実は突然の脂漏性皮膚炎の原因となっています。
そもそも年齢を重ねると肌の水分量などが減少をしていきます。
昔であればそれくらい洗っても十分だったのが、水分量などが減り、洗いすぎるような状態へと変化します。
つまり、皮脂がなくなってしまうためにそれだけ多くの皮脂が出てくるという、いわば悪循環となります。
こうしたものが皮膚炎の原因となってしまうのですが、急な発症というのは、普段からの洗いすぎだけでは起こるものではありません。
日々のシャンプーを見直そう
ここで注目したいのがシャンプーです。
最近は洗浄力のあるものが好まれる他、爽快感のあるものが売れています。
しかし、洗浄力のあるシャンプーというのはそれだけ強力であり、皮脂を根こそぎ持っていくような状態となります。
もし、こうした洗浄力のあるシャンプーを使い、それによってかゆみが急に発生したというのであれば、明らかにシャンプーに問題があり、肌とは合わないことを意味します。
その場合、すぐに使用を中止し、普段使っていたものを使う、もしくは皮膚科に行って様子を見ることをおすすめします。
女性の場合にはスキンケアを急に変えることでも突然の脂漏性皮膚炎に発展することがあります。
洗いすぎを意識し、水だけで洗うという人も増えており、そうしたスキンケアのやり方がいいという説を唱える人も出てきています。
特にテレビなどで取り上げられると、自分でもやってみようと思いがちですが、すべての人にそれが正しく機能するとは限りません。
まだまだ皮脂が多く、今までのやり方で十分だったのに皮脂を取りすぎないやり方、洗浄力が落ちるやり方にしたことで皮脂が多くなり、常在菌の異常繁殖につながることもあります。
内的要因が急な脂漏性皮膚炎を導くことも!
これに急激なストレス、寝不足といった状況が絡み、急な脂漏性皮膚炎に発展することが考えられます。
裏を返せば、何が原因でそのような状態になったのかがわかりやすいということが言えます。
そのため、かゆみが始まった時期にし始めたことを思い出し、それをやめてみるというのが最善の策です。
初期症状であれば、改善にかかる日数もそこまでかかりませんが、これが悪化してしまうと厄介になり、皮膚科に行って治療薬をもらうなどのことが必要になっていきます。
日々、頭皮の状態と向き合おう!
常に気を付けたいのは自分の頭皮の状況、肌環境の状態を知っておくこと、そして、それに合わせて臨機応変な対応をすること、そして、急激な変化はしないようにすること、これらが大事です。
そうすれば、突然フケやかゆみに襲われることもなく、顔がボロボロになることもなくなります。