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ハーブガーデン さくらの森シャンプー

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人気のオーガニックシャンプーといえばハーブガーデンシャンプーがあります。

製品作りにかなりのこだわりを持っていて脂漏性皮膚炎対策としてもおすすめされていたりするシャンプーの一つです。

最近のボタニカルブームに乗ってオーガニックシャンプーからボタニカルシャンプーという呼び名に移行しつつありますが、流行にも合わせつつ、品質にもこだわっているので多くの人に愛用されているシャンプーとなっています。

そんなハーブガーデンシャンプーを成分解析からわかる特徴などを見ていきたいと思います。

ハーブガーデン さくらの森シャンプーとは?

ハーブガーデンブランドはさくらフォレストという会社が手掛けています。

販売店は実店舗での販売はないようで、インターネット通販での販売となっています。

公式サイトはさくらの森というサイト名でハーブガーデンシャンプー以外にもココナッツオイルやサプリメントなどが販売されています。

ハーブガーデンシャンプーといえば、天然由来成分100%のキャッチフレーズとオーガニックやボタニカルという特徴を備えたシャンプーです。

精製水に目を付け、ただの水ではもったいないということでオーガニックハーブウォーターを使用していることも特徴の一つと言えます。

精製水は不純物を含まない水のことですが、どうしてハーブガーデンシャンプーのように他メーカーも精製水ではない水を使用しないのか?と疑問に思われるかもしれませんが、その理由には化粧品の安定という側面が関わってきます。

水に何かが含まれることでシャンプー作りで成分を足していく過程で思わぬ反応を起こす可能性があります。

精製水は何も含まないので常に一定の品質ですが、ハーブウォーターや天然水、温泉水などは常に含まれる成分濃度が一定とも限りません。

つまり、常に同じ品質のものを作ろうとした際に精製水は最も使いやすい水なのです。

ただ、やはり水はシャンプーの大部分を占める成分なので水に何か含まれているいないの影響はかなり違ってきます。

水にこだわるということは、製品化する際には難しい部分が出てきますが、製品化できればその分メリットも大きいとも言えます。

元々はそれ以外にもオーガニックシャンプーであることにもこだわっていたのが、最近早りのボタニカルアピールに変わってきたのは流行に乗っただけの話でしょう。

なぜなら、オーガニックはオーガニック認定を受けた植物由来成分ということで品質という面で信頼のおける成分だという意味がありますが、ボタニカルには植物由来成分という意味しかありません。オーガニックとボタニカルを比べるならオーガニックの方がランクとしては高いため、わざわざボタニカルアピールするのはブームである以外の理由はないはずです。

ちゃんとこだわりももっているメーカーではありますが、ミーハーな部分もあるようです。

そして、ハーブガーデンシャンプーはただ優しく髪や頭皮を洗浄するというのではなく、髪の栄養補給も考えたシャンプーとなっています。

では全成分をチェックしていきたいと思います。

成分解析

【ハーブガーデン さくらの森シャンプーの全成分】
水(オーガニックハーブティー)、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸、ココアンホプロピオン酸Na、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ココイル加水分解ダイズタンパクK、ヤシ油(V.C.O)、サクラ葉エキス、フムスエキス(フルボ酸)、ユチャ油(サザンカ油)、ラフィノース、アロエベラ葉エキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)、クエン酸、セリシン、ポリクオタニウム-10、センブリエキス、ユズ果実エキス(ユズセラミド)、ヒアルロン酸Na、サンショウ果実エキス、グレープフルーツ果実エキス、スイカズラ花エキス、プルサチラコレアナエキス、アルニカ花エキス、オドリコソウ花エキス、オランダカラシエキス、ゴボウ根エキス、セイヨウキズタエキス、ニンニクエキス、セイヨウアカマツ球果エキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレ花エキス、香料(アロマ精油ブレンド)

上記の全34種類がハーブガーデンシャンプーの全成分です。

一つ一つ見ていきます。

まず水にはオーガニックハーブティーが使われています。

このオーガニックハーブティーはどんなハーブが使われているのかというと、ローリエ、バジル、よもぎ、カモミール、ローズマリー、すぎな、ミントの7種類のオーガニックハーブが厳選されています。

上記のハーブ成分はフケを防いだり、髪や頭皮の状態を整えたりしてくれる成分です。

ラウロイルメチルアラニンNaはアミノ酸系のやさしい洗浄成分です。

ココイルグルタミン酸TEAもアミノ酸系の髪や頭皮をやさしく洗うことができる成分です。

ココアンホプロピオン酸Naはコンディショニング効果のある洗浄成分でアミノ酸系に近い成分とされています。

グリセリンは一般的な保湿剤です。

コカミドプロピルベタインはベタイン系のマイルドな洗浄成分です。

ココイル加水分解ダイズタンパクKは最高級の洗浄成分で髪や頭皮にやさしいことはもちろん、髪や頭皮を保湿してくれます。

ヤシ油(V.C.O)はココナッツオイルのことでVCOなのでヴァージンココナッツオイルです。髪と頭皮のコンディショニング効果があります。

サクラ葉エキスは抗炎症や痒み対策効果がある植物エキスです。

フムスエキス(フルボ酸)は豊富なミネラルなどの栄養を含んだ成分です。海洋性珪藻土などから抽出されるエキスとなります。

ユチャ油(サザンカ油)はさらっとした使用感の植物オイルで保湿効果があります。

ラフィノースはオリゴ糖の一種でサトウダイコンから抽出されるエモリエント成分です。

アロエベラ葉エキスはお肌の保水&コンディショニング効果のある成分です。アロエ自体昔ながらの民間療法として火傷痕に利用されてきた植物です。

ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)は画期的な髪の補修成分です。

クエン酸はpH調整剤。

セリシンはカイコの繭から得られるたんぱく質成分で髪と頭皮のコンディショニング効果があります。

ポリクオタニウム-10は髪の質感を高めきしみなどを防止し指通りの良い髪に仕上げてくれる成分です。

センブリエキスは育毛剤によく使われる成分で、頭皮の血行を良くしてくれる成分です。

ユズ果実エキス(ユズセラミド)はその名のとおり、ユズから抽出された植物セラミドです。保湿効果があります。

ヒアルロン酸Naはお肌に存在している天然保湿因子の一つで保水機能に優れた成分です。

サンショウ果実エキスは抗菌作用を持った保湿成分です。

グレープフルーツ果実エキスは防腐効果のあるコンディショニング成分です。

スイカズラ花エキスは肌荒れ防止に役立つコンディショニング成分です。

プルサチラコレアナエキスは抗炎症や鎮静効果のあるコンディショニング成分です。

アルニカ花エキスは保湿効果の他に消炎作用などを持つキク科植物から抽出されるエキスです。

オドリコソウ花エキスは消炎効果のあるコンディショニング成分です。

オランダカラシエキスは育毛剤にも使用される血行を良くするコンディショニング成分です。

ゴボウ根エキスは昔から漢方や生薬としてつかわれており、血行を良くするなど育毛剤に使用されることの多い成分です。

セイヨウキズタエキスは抗菌作用や抗酸化作用、血行を良くするなどまさにスカルプケア成分と呼べるコンディショング成分です。

ニンニクエキスは抗菌作用のあるコンディショニング成分です。育毛剤にもよく配合されます。

セイヨウアカマツ球果エキスは肌荒れ防止や保湿といった効果のある育毛剤に使われる成分です。

ローズマリーエキスは防腐効果のあるコンディショニング成分。

ローマカミツレ花エキスは別名ローマンカモミールと呼ばれるキク科植物から抽出されるエキスで肌荒れ防止や消炎作用がある成分です。

香料(アロマ精油ブレンド)はアロマ精油と書かれているので複数のアロマオイルが使われており、合成香料ではないということです。

以上がハーブガーデンシャンプーの成分解析となります。

一通りざっと目を通してもらうとわかると思いますが、ハーブガーデンシャンプーはヘアケアとスカルプケアを高水準で行えるシャンプーとなっています。

全成分の後半半分くらいは育毛剤などに使われるような植物エキスが配合され、スカルプケアに役立ちますし、毛髪補修成分や保湿成分も配合されていますので、ヘアケアもしっかりと行ないます。

シャンプーとしては非常にバランスのとれた内容となっています。

旧表示指定成分などの頭皮への負担となるような成分も無添加で洗浄成分もアミノ酸系などのやさしく洗える成分が厳選されています。

ハーブガーデンシャンプーのおすすめポイント

ハーブガーデンシャンプーは洗浄力・スカルプケア力・ヘアケア力全てが高水準でバランスの取れたシャンプーなので、髪と頭皮のケアに力を注ぎたい方ならどなたにでもおすすめできます。

頭皮環境を整えるスカルプケアに役立つ植物エキスもたくさん配合されていますので、脂漏性皮膚炎対策としてももちろんおすすめできます。

ただし、たくさんの成分が配合されている分、敏感状態の頭皮には合わないケースも考えられます。特に植物エキスは例えばキクアレルギーなどで合わないといったことも出てきてしまいますので、試してみて自身の頭皮に合うようなら頭皮トラブル対策としてのデイリー使いシャンプーにばっちりだと思います。

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